よくある質問

検査・校正点検に関する質問

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ねじリングゲージの点検を自社で考えているが、JISには点検プラグが数種類あります。
全部保有しないといけませんか?

メートルねじ用限界ゲージ(ISO等級、JIS B 0251)では、点検プラグは通り、止り毎に3種類規定されています。
通りゲージ用の通り、通りゲージ用の止り、摩耗点検通り用で3種類、同じく止り用の通り、止り用の止り、摩耗点検止り用で3種類となります。
一般にねじリングゲージは、新製時に通り点検プラグと止り点検プラグによって検査され、定期的に摩耗点検プラグによって、摩耗限界を超えていないことを確認します。
上記より、ねじリングゲージ定期点検時は、摩耗限界を超えていないことが確認できる摩耗点検プラグを保有されることが有効です。
おねじのメッキが、ねじリングゲージに付着する等、ねじリングゲージ有効径が小さくなる懸念がある場合は、通り点検プラグを合わせて保有され、検査することも有効です。

校正点検以外で、ゲージの摩耗を判断する方法を記入ください

簡易的な方法としては摩耗点検ゲージを使用することにより、作業者でも簡単に判断できる。
摩耗点検の判定方法については新JISと旧JISでは違うので注意すること。
新JIS : どちらからも一回転を超えてねじ込まれてはならない
旧JIS : 摩耗点検ゲージが通り抜けてはならない

ねじゲージの校正検査の依頼先についてはJCSS認定事業者もしくはA2LAで認定されている校正機関でなければなりませんか?

JCSS:校正事業者認定制度 (Japan Calibration Service System)
A2LA:米国試験所・校正機関認定協会 (American Association for Laboratory Accreditation )

ねじゲージの校正についてはJCSSおよびA2LAの認定事業者において校正範囲の品目対象となっておりません。
また測定分野における認定は長さに限定されています。
よってブロックゲージの校正は行うがねじゲージの校正検査および校正証明書の発行においては対応していないのが現状であり、校正検査の依頼はねじゲージメーカーに依頼することが一般的です。
なお、当社は特殊寸法のねじリングゲージを除き他メーカー製のゲージの校正点検もお受けしています。

校正証明書とはなんですか? またどのような書類が添付されますか?

校正証明書とは計器又は測定系の示す値、若しくは実量器又は標準物質の表す値と、標準によって実現される値との間の関係を確定する一連の作業で校正を行った計測器の証明書である。
弊社にて校正点検を行ったときは校正証明書のほかトレーサブル証明書、トレーサブル体系図、ゲージ精度点検判定結果報告書、校正に使用した測定機器類・比較標準器の校正証明書および検査成績表が有償にて添付されます。